今日は、すこし、
つらい気持ちを、
どうかしたら、やり場のない怒りを
ここに綴る。
今週の月曜日10月28日に、
すごく大事に思っていた人が亡くなったのを知った。
以前、
ブログにも書いたことのある方←リンクあり で、
私の音楽活動において切り離すことの出来ない
大きな存在だった水本方治先生。
ご病気により2週間ほど入院されていた。
その間先生の病気に効くというお寺にお参りし、
お守りを病院にお届けした矢先、
先生の訃報を知ることとなった。
突然過ぎて、正直心が追いつかない。
水本先生と会ったのは2年前。
私がアメリカから帰ってきてすぐ開催した
ワンマンライブに来て下さったのが最初だった。
先生を見るときっとみんなが持つ印象、「宮崎駿さんみたい」
私も初めてお会いした時そう思った。
そう言われても、先生もまんざらでもない様子で、
自らネタにしてしまうなど、とてもおちゃめな人だった。
それからというもの、
先生は私の出るライブ全てに顔を出して下さった。
入院される前まで、皆勤賞。
始めは「そんな無理して来られなくていいですよ！」と言いながら
恐縮していたけれど、
回を重ねるごとに、
いつしか先生はの存在が私のライブの一部となって、
今日の出来はどうだったかな？
こんな曲は好きだったかな？
って、意識している私が居た。
だからといって先生は
今日はどうだったとか、
こうしろああしろなんて言わないで、
いつもやさしく「じゃぁ、また。」とニコニコしながら帰られる。
本当に、紳士的で、品があって、
ひょうきんで、やさしい方だった。
私の、大事な大事な大事な大事なお客様だった。
今、一人でピアノの練習をする時、
どうしても思い出してしまって歌えない。
ステージから見る風景には、
いつも先生が座ってる。
その残像が残っているのに、
もうこれからは来てくれない。
写真も撮ってくれない。
Facebookにもあげてもらえない。
私の体調も戻ってきて、
これからいろんな変化を見てもらいたいって思っていたのに。
どんな曲を練習したら良いか、
先生にお聞きしながら練習してたのに。
どうしてだよ。
最初は悲しかったけど、
今は少し怒りを覚える自分に驚いてる。
自己中なのかな。
先生、ごめんね。
今日、10月31日（木）に
告別式へ参列した。
行くのが嫌で、本当に憂鬱だったけど、
行って、ありがとうを伝えてきた。
お顔を見ると、痩せて眠っている姿に
これは先生じゃない、と思った。
これは私の知っている先生じゃない。
やさしい先生は、もうここには居ないんだって、
信じられない思いや
受け入れがたい現実を突きつけられて、
強制的に諦めがついた感じがした。
「眠るように」とか、「今にも起き出しそうな」とか、
そんな詞とは違う印象だったから、
本当はまだ生きているんじゃないか
って思っていた期待を
はっきりと否定された様な気がした。
今は、ぼーっとしていて、
心というか、私の音楽に、ぽっかり大きな穴が開いてる感じがする。
落ち着いて思えば、
告別式に参列する前は
行きたくないと思っていたけれど、
お別れ出来て、現実を突きつけられて、
だけどありがとうを伝えられて、
参列できてよかったと、
思う。
訃報を知ったすぐの
オロオロした宙ぶらりんな精神状態を
参列することで、
落ち着かせて、丸くくるんで、
受け入れるきっかけに出来た気がする。
きっとふとした時に、
思い出して絶対泣く。
先生、どこ行っちゃったんだよーって、
寂しい思いをする。
今は、ピアノやFacebookとかがトリガーになって
先生のことを思い出しては気持ちが沈むけれど、
なされるがままに、
でも、前向きに、
先生の記憶とともに過ごしていこうと思う。
水本先生、これからもライブ見に来てね。
お別れが早すぎたけど、
水本先生に出会えて良かった。
ずっと、
見守っていてください。
ありがとう。
ありがとう。
本当に。
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